私の連載第5話目の今回は『新高会』での活動をご紹介したいと思います。
私達夫婦の2009年の夏は、『新高会』メンバーとの6月後半からの『江戸歌舞伎連』での活動と、徳島での『新のんき連』の活動もあり大忙しでした。
7月に入ると、『江戸歌舞伎連』の小田急線・向ヶ丘遊園駅前で開催される『民家園通り商店会夏まつり』や、『神楽坂まつり』への出演があり、高円寺本番前の前哨戦として『新高会』メンバーも出演さていただく事になりました。
『新高会』メンバーは8月末の高円寺阿波おどりしか知らず、高円寺の多くの連が7月中頃から各地の阿波おどりに出演している事や、そこでその年の新人さん達が数多くデビューしていた事なども知る事ができ、来年に向けてとても勉強になりました。
さて『新高会』の踊り子たちのデビューは7月19日(日)に開催された『民家園通り商店会夏まつり』でした。
初めて着る衣装に興奮したのか、線路沿いでの組踊りの時に、正面のお客様を見ずに後ろの線路に向かって踊っている『新高会』メンバー(Y一君・・・現在も連員です)もいて、ほろにが~いデビューでしたが、その日は着装して出発する直前に『新高会』の船出を祝ってくれているかのような、とても綺麗な虹がかかった事は今もしっかりと覚えています!
踊り子デビュー・民家園通り(Y一くん&S鼻くん) |
デビュー翌週の『神楽坂まつり』の出演を終えると、私達夫婦は再び徳島での『新のんき連』の練習参加でしたが、その直前に『新高会』メンバーのS鼻君(現在も連員です)から、8月1日に日本一のライブハウスとも言うべき老舗『新宿LOFT』で行われる異色のイベント「夏祭り」に阿波おどりで出演して欲しいとの無謀すぎる頼み事をされ、当初はお断りしてましたがどうしてもの頼みで、『新高会』メンバー募集のチラシ配りを条件に急遽出演する事にいたしました。
新宿LOFT |
何が無謀かと言うと、練習もなしにお囃子もなくCD音源で、ほぼ素人に近い踊り子4人と私達夫婦だけで、5分近くも阿波踊りを踊るというような内容で、さらに4人の『新高会』メンバーの踊り子の衣装もなく、ないない尽くしの出演は阿波踊りを甘く見ていると言うか無謀過ぎると言うしかありませんでした。
・・・それでも徳島に行った際に既成品の阿波踊り法被を4組調達し、泊まったホテルに置いてあった阿波踊り団扇も4枚もらい、さらに私達夫婦は『新のんき連』の衣装着用の許可を池田連長にいただくなど、なんとか出演当日を迎えました。
当日はCD音源でなんとか前半は無難に乗り越えましたが、終盤にはお客様達と一緒に踊って盛り上がりを迎えるエンディングのはずが、最後にCDプレヤーのアクシデントが起こり用意していた大太鼓1本だけの演奏で締めくくった次第で、会場にバンドの出演で居合わせたは『新高会』鳴り物メンバーのKじ君(現在も連員です)に、どのように映ったかを聞くのは怖くて止めときました!
今考えてもぞ~とする出演でしたが、『新高会』での最初で最後の1回だけの出演であったことは間違いございません!
では、そんな『新高会』最初で最後の出演を少しだけお見せしたいと思います・・。
いかがですか?
無謀過ぎる挑戦、ゼロからのスタート、それでも楽しそうに精一杯踊る姿は何かを伝えられたのではないかと思います!
その後そんな事にもめげずに(無謀さに気付いていなかったようですが)、『新宿LOFT』に出演したY一君とS鼻君の二人は、お盆の徳島にも見学に来て徳島の連員さん達に踊りの指導も受け、その他の『新高会』踊り子メンバーと一緒に『江戸歌舞伎連』で高円寺阿波おどりを体験させていただき、阿波おどりの楽しさに触れ阿波踊りに対しての熱い思いを持つことが出来ました。